世界で最も寒く過酷なレース カナダ・ユーコン700km

世界で最も寒く過酷なレース カナダ・ユーコン700km

世界で最も寒く過酷なレース カナダ・ユーコン700km

2015年3月29日放送




マイナス40度を下回る極寒の大地

カナダ・ユーコン

総距離700km

13日間にも及ぶ過酷なレースが行われた

”ユーコン・アークティック・ウルトラ ”

1日のうちどれだけ走り、

どれだけ休むか

すべてを自分で決めるノンストップレース

睡眠時間を削りひたすら前に進む選手たち

猛烈な寒さが気力と体力を奪っていく

リタイヤ率50%以上

凍傷や低体温症のリスクが付きまとう


限界が近づいたとき選手たちが目にするのは

大自然が魅せる息を飲むほどの美しい絶景

極限の環境で自らの限界に挑み続ける

それは人生をも変えてしまう体験

グレートレース




雪と氷に覆われたユーコンの大地を

駆け抜けた壮絶な日々

その過酷な戦いで得たものは

それは

大自然の真っただ中で

自分の力を信じて進み続ける強さだった



気温マイナス40度の中、

繰り広げられる極寒のサバイバルレースがある。

西にアラスカと接するカナダ・ユーコン準州で

2004年から続く”Yukon Arctic Ultra ”だ。


2月初旬、一面雪に覆われた凍てつく大地に、

世界各地から集まったアスリートたちが挑む。

野営道具や食糧など必要な物資はすべて自分で運ぶルールで、

エンジンさえ積まなければ自転車やスキーもOK。

レースはマラソン、100マイル、300マイル、430マイルの4種目で、

極圏でのレース参加経験などの厳しい参加基準を

クリアーした者だけが出場を許される。

最も過酷な430マイルは、制限時間13日。

選手たちはSOSボタンつきのGPSを与えられ、

過去には、参加者の半数がボタンを押して救助されたこともあるという。


今回は、430マイルに初めて日本人が出場。

初出場、初優勝を狙う日本人の闘いぶりに密着しながら、

体力、精神力、極地でのサバイバル技術の全てを試される、

世界一過酷なレースの全貌を伝える。


<番組で紹介した出場者>



樺澤 秀近さん
 2011年アタカマ砂漠マラソン9位、2012年南極マラソン4位
 今回はランで挑戦



エンリコ・キドニ(イタリア)
 700kmに3度出場したベテラン 61歳
 ランで2位、スキーで3位の実績を残している
 マウンテンバイクで優勝を狙っている



デレク・クロウ(カナダ)
 期待の新星 40歳





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