口臭予防には”胃の調子”を整える




いくらハミガキしても口臭が消えない!
そのように感じることはありませんか?

もしかしたらその原因は、”胃の調子”に原因があるかもしれません。

口臭が起こる原因は、虫歯や歯周病などの口腔内の原因が多くを占めます。
しかし、胃や腸などの内臓に原因があるケースもあります。
実際、胃の調子が悪い時ほど口臭が起こりやすい傾向があるのです。

胃腸が不調で起こる口臭は、いくらハミガキを頑張っても改善することはありません。
”胃の調子”を整えることしかないのです。

そこで今回は、胃の不調による口臭を予防する方法をご紹介していきます。

胃腸が不調の時に口臭が起こるのはナゼ?

虫歯や歯周病などが進行していないにもかかわらず、口臭が気になる。
そんな時は、胃の不調がニオイの原因かもしれません。

本来、口から入った食べ物は、胃の中で消化されたあと腸に送られ、そこで体内に栄養分が吸収されます。
しかし、胃の調子が悪くなると胃酸が出にくくなるケースがあり、消化不良を起こしてしまいます。

その結果として、未消化の食べ物が胃の中に長く留まることとなり、異常発酵して悪臭ガスが多く発生してしまうのです。そのガスが肺を巡って、呼気として排出されたものが口臭の正体なのです。

胃腸が原因の口臭は
よく「卵の腐ったような臭い」、「ドブのような臭い」と表現される口臭は胃腸が原因のもので、強烈な悪臭を放つのが特徴です。
口の中に問題がないのにも関わらず、口臭が気になる場合は、胃腸の不調を疑ってみてください。

胃腸の不調による口臭を予防する方法は?

胃腸の不調による口臭を予防するための方法を5つご紹介します。

胃腸の調子が悪い時は、次の5つに注意してみましょう。

方法①.暴飲暴食はしない
方法②.バランスの良い食生活を心がける
方法③.胃腸の不調による口臭を予防する食品を食べる
方法④.胃腸の不調による口臭を悪化させる食品を避ける
方法⑤.ストレスを溜めない

方法①.暴飲暴食はしない


暴飲暴食は胃腸に負荷をかけてしまいます。その結果、消化不良が起こりやすくなります。

また、一度にたくさんの食べ物や飲み物を摂取は、食道の動きを弱め、胃酸の逆流を招く恐れもあります。食事は腹八分目に抑えることが大切です。

さらに、早食いは、脳の満腹中枢に刺激を与える前に食べ終わってしまうため、必要以上の食べてしまいがちです。
ゆっくり食べることを意識して、暴飲暴食を避けましょう。

食べ物はよく噛むごとに細かくなり、唾液と混じり合って消化しやすくなります。理想の咀嚼回数は、一口あたり30回と言われています。慣れないうちは大変かもしれませんので、はじめのうちは5回多く噛むことから試してみましょう。

方法②.バランスの良い食生活を心がける


偏食を避けて1日3食をバランスよく、なるべく規則正しい時間に食べるよう心がけましょう。
胃への負担が少ない和食中心の食事を摂ることを心がけ、ファストフードやコンビニ弁当は避けましょう。さらに新鮮な野菜や果物、発酵食品などを積極的に取り入れるようにしましょう。

方法③.胃腸の不調による口臭を予防する食品を食べる


胃腸の不調による口臭を予防する食品を積極的に食べるようにしましょう。

胃の調子を整える食品には、バナナ、リンゴ、ヨーグルト、大根、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草、鶏のささみ肉、白身魚、味噌、納豆などがあります。

方法④.胃腸の不調による口臭を悪化させる食品を避ける


揚げ物などの脂っこい食べ物は消化に時間がかかります。
辛い食べ物などの刺激物は胃腸を荒らす原因になります。
特に、胃腸の不調を自覚している人は、アルコールやコーヒー、香辛料などの刺激物や脂っこい食品を控えましょう。

胃腸を不調にする食品には、フライ、天ぷら、脂肪分の多い肉(ロースやバラ肉)、ケーキ、チョコレート、アルコール飲料、炭酸飲料、コーヒー、紅茶、こしょう、唐辛子、バター、マヨネーズ、などがあります。

方法⑤.ストレスを溜めない


過度なストレスは自律神経の働きを乱し、胃や腸の機能を低下させてしまいます。
ストレスを溜めないようにし、胃腸の働きを整えましょう。

軽いストレッチ体操をする、ゆっくりお風呂に入る、好きな音楽を聴くなど、上手にストレスを発散させましょう。
まずは気軽にストレスを緩和できるところから始めると、継続しやすくなります。

それでも改善しない時は早めに専門医に相談を!


セルフケアで胃腸の調子が改善しない時は早めに専門医に相談しましょう。

口臭が長く続くようであれば、ほかの大きな病気が隠れている可能性があります。

まずは歯科を受診しましょう。
それでも解決しなければ胃腸科や消化器科を受診してみましょう。

まとめ


口の中にトラブルがないのに口臭が気になる人は、胃腸に原因があることが考えられます。

胃腸の不調からくる口臭を防止するには、生活習慣を見直すことが大切です。
バランスの取れた食事と規則正しい生活を送ることが重要です。

生活習慣の改善をしても症状に変化がみられない場合は、何らかの病気のサインかもしれません。安易に自己判断せず、専門医に相談してください。